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相続登記で、亡くなった方から相続人の方へ名義変更の登記が完了し、相続人の方からこんな相談を受けることが多くあります。
「相続をした不動産の中に山がたくさんあるのですが、いらないんですよね」
著者の永野彰一さんは、なぜ山を欲しがるようになったのでしょうか。まず山林との出会いについて書いています。
自分の家を買う時に、中古の一戸建てを買おうとしました。すると、売主さんに「山を一緒に引き取ってくれたら安くしますよ」と言われたのです。
著者は「山を引き取れば安くしてもらえるなら、引き取ります!」と山林を引き取り、さらに売主さんから山林にかかる固定資産税の50年分をもらったそうです。
次に、著者は電柱と出会います。
ある日、電力会社から「電柱の使用料を振り込みたい」と電話がかかってきました。
1本あたり、山だと200円から300円。宅地だと1500円、農地だと1700円と、だいたいの使用料が決まっています。
何万坪の広い山だと、たくさん電柱も立っています。
山の近くに道路や家があると電柱がある可能性が高いと考え、そのような山を引き取っていくようになったのです。
山林には様々な使い道があります。
形のいい山であったり、近くに川があるなど景色が良いかどうかという様々な条件があるかとは思いますが、使い道は様々です。
山を誰かに引き取って欲しい方。
諦めないでください!
山を欲しがっている人を探すことが、非常に重要です。
共有で所有している山を、上記のように活用するのは難しいです。
昔の登記簿には、地域の人たち20人で1個の山を共有で持ち合うことがよくありました。
例えば、「20分の1だけを買います」という人がいるでしょうか?そういう人は、いないと思います。
なぜならば、そこに電柱があったとしても、その電柱の使用料をみんなで分けないといけないからです。山を何かに活用したいと思っても、全員の同意を得なければなりません。
ただ、共有で山を持っているということは、何かが発生した時の責任も共有者みんなで負うのです。
一人で抱え込む必要はないので、共有の山であれば保有しておいてもいいのかなと思います。
山を所有されていて、処分に困っている方、このまま子供に継がせたくないなと思われている方へ。
山を投資という意味で欲しがっている人がいます。
諦めないで探してみてはいかがでしょうか。