〒721-0964 広島県福山市港町1丁目4番24号(福山駅から10分)
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「お墓を山から降ろしたい」
「家の近くに墓地を立てたい」
という声をお聞きします。
そのように墓地を移転したり新たに建設しようとすると、市役所などの許可が必要です。市によっては新たな墓地建設は個人レベルでは認めてくれない地域もあります。
その一方で、「自分が亡くなったら、お墓はいらない」と考える人が増えてきています。
遺骨を木の下に埋めて墓石を建てない樹木葬も人気です。子供たちにお墓の管理で手間をかけさせたくないということで選ばれているようです。
樹木葬に掛かる初期費用は30万円から100万円程度で、管理費用は年間で5000円から1万円程度が相場だそうです。
樹木を植えるだけなので墓石を買うのとは比較になりません。ただ、樹木葬ができた背景は費用のメリットではなく、後継ぎがいなくても綺麗な場所でずっと眠ることができることが本来の目的です。
仏様が眠る場所であるということを忘れてはいけません。
そしてもう一つ、お墓を語る時に樹木葬とセットで語られるのが散骨です。散骨は、遺骨を墓石の下に納めたり、樹木の下に埋めるのではなく、海や山に撒いて供養する方式を指します。
沖縄の海に撒いてほしい、という希望に応えて船を出してくれて、そこから骨を撒くというサービスが有名です。
散骨と一言で言っても費用は、10万円から100万円と幅があります。
しかも散骨をしただけだと、どこか特定の場所に行って手を合わせるということができず、結局お参りする場所を求めてお寺を訪ねるというケースも多いそうです。亡くなった方の希望で散骨を選ばれた方もお参りする場所を確保することは必要だと思います。
遺骨を埋めることに関しては法律で規制されていますので、冒頭のように市役所などの許可が必要です。ですが、遺骨を撒くことは条文に規定がありません。そこを突いた抜け道的な方法です。
現在、厚生労働省が散骨の実態について調査を始めており、今後は場所の規制などが行われる可能があるとのことです。